2021.10.04

爽やか青春系の学園BL。双子と幼馴染の微妙に三角関係で、友情と恋がキラキラ錯綜する眩しい作品!『瞳に映るブルー』かざみ幸【おすすめ漫画】

『瞳に映るブルー』

爽やか青春系の学園BLです。

双子と幼馴染の仲良し男子三人組なのですが、もちろんそれだけでは済まないのがこのジャンルの業の深いところであります。

双子の蒼馬燈馬、そして幼馴染の国立は同じ男子校に通っており、親ぐるみで仲もよい関係でした。

燈馬はブラコン気味で、国立は片手で足りる年齢の頃から燈馬を意識しているという微妙な三角関係が表面化するきっかけになったのが、クラスメイトの、

「燈馬と国立が付き合ってるらしい」

という噂でした。何しろ男子校ですし、登場人物は全員男です。それでも普通にこういった色恋沙汰が噂になり、そして蒼馬はその噂を裏付ける、燈馬と国立が人気のない場所でキスをしているところを目撃してしまうのです。

幼馴染という関係性が心地よくて大好きだった蒼馬ですが、二人が付き合っているならずっとこのままではいられませんし、あまりのことに動揺したうえ、どうして自分に黙っているのかというもやもやまで発生し、思考回路がうまく動かない状態に。

さらに、国立と付き合っている自分の片割れを羨ましく思っている自分に気付いてしまい、さらに動揺っぷりが加速します。

それはつまり、自分は国立が好き、ということなのか。燈馬がいるのにそんな横やりを入れるわけにはいかない──だというのに気づいてしまった気持ちにもう蓋はできません。

国立は国立で、ずっと好きだった蒼馬の勘違いを正すことをせず、しかし自分の気持ちをすぐに告げることもせず、仲良し3人組は色恋沙汰を挟んですれ違ってしまいます。

その場の雰囲気と出来心で双子の恋人を寝取ってしまったと罪悪感に苛まれる蒼馬と、可愛い弟を泣かせたと激怒した燈馬が国立を殴り飛ばしたりするなど、もどかしく甘酸っぱい、これぞ学園青春系の醍醐味と言わんばかりの展開が続きます。

もちろん最終的には誤解は解けて国立は無事に初恋の相手と結ばれてハッピーエンドなのでご安心ください。

肌色シーンは控えめですが、友情と恋かキラキラと錯綜し、眩しい青春ものに心あらわれるような気持ちになれること請け合いの爽やかBLです。

この記事を書いた人

アキミ

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