2021.11.22

イケメンのできる後輩社員×押され弱いシングルファザーの、ほのぼの子育て家族BL。疲れた時にほっこりできる作品!『いつか、家族になるまで』ふじとび【おすすめ漫画】

『いつか、家族になるまで』

これはもう100%癒し系と申しましょうか……。
ほのぼの家族の子育てBLです。

カップリングは、「イケメンのできる後輩社員×押され弱いシングルファザー」という感じです。

妻が亡くなって、息子を男手ひとつで育てるシングルファザーの孝臣を好きだといい、なにくれと世話を焼く後輩の爽やかイケメン乃村
押しかけ女房よろしく家事全般をこなし、子供にもなつかれ、自分と付き合うメリットを前のめりでプレゼンしてきます。

そこまでイケメンでもないのにいったい自分の何が気に入ったのか孝臣も分かりません。聞いてみても、微妙に抜けているところが気になって好きになって……みたいに言われてイラっとしてしまいます。

付き合う気はまったくなかった孝臣ですが、乃村はあまりに自分の生活に溶け込んでおり、いないと気になります。それはもはや恋なのでは……と気付くのは外野だけで、本人は自分の感情にとても鈍いです。

ある日、乃村が骨折してしまいます。迷惑になるからとしばらく訪問をやめようとする乃村を、日ごろ世話になっているからと、治るまで家に泊まるようにと勧めて一緒に寝起きするようになり、距離感がグッと縮まっていきます。やはり一緒にいる時間が長いというのは大きいのです。

一緒にいるのが自然で楽しい、いないのは寂しい……と自覚した孝臣が好きだと告白して付き合い始めるのですが、孝臣の親に手を繋いでるところを目撃され、必死で関係を否定する孝臣に、常に前のめりだった乃村はずいぶんと傷つきます。そのまま別れるかもという状態になってしまいますが、最終的には雨降って地固まる法則に則ってしっかりくっつきますのでご安心ください。

孝臣は妻を亡くしていますが、そのことであまりシリアスになりすぎず、乃村の執着心も、ぎりぎりドン引きレベルの手前で止まっているため、家族として一緒に暮らせて幸せで楽しいね! というほのぼの子育てBLの流れを楽しむことができます。肌色シーンはほぼないので、そこは鍛え抜かれた妄想力で補いましょう。疲れた時にほっこりできる1冊です。

この記事を書いた人

アキミ

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