2018.12.18

【日替わりレビュー:火曜日】『エルフを狩るモノたち2』矢上裕

『エルフを狩るモノたち2』

『新世紀エヴァンゲリオン』『機動戦艦ナデシコ』など、今から約20年以上前、テレビ東京は夕方アニメを積極的に放映していました。まだ新作アニメが、当たり前のように夕方枠で放映されていた時代。テレビ東京は実験的に、深夜帯に新作アニメを投下します。それが1996年の『エルフを狩るモノたち』

これが大ヒットして、深夜アニメは定着化していくことになります。深夜アニメに先鞭をつけた『エルフを狩るモノたち』は、2003年にマンガ原作も終了。ところが10年後に再始動! 再び淳平たちの旅がはじまったのです。

異世界に召喚されたのは、空手の達人・淳平、オスカー女優の愛理、ミリタリーオタクの女子高生・律子。さらにエルフの長であるセルシアが、エルフを脱がす旅に出る本作。

続編では、女子中学生の新谷麻衣が新メンバーに加わります。

『エルフを狩るモノたち2』のキーワードは「妹」! 現代へ帰還するための送元魔法が刻まれているのは、異世界中の妹エルフ。麻衣と淳平は異母兄妹(淳平はこの事実は知らず、話が進むにつれて種明かしがあります)。

旅先でも、妹女王の争いに巻き込まれたり、幸せの青い鳥を探す兄妹エルフ、妹が即座に追放される都市……「妹」にまつわる事件に首を突っ込んでは、勢いと武力とハッタリで解決していく。

エルフを脱がす一行たちの愉快痛快な冒険は『2』になっても健在! その活劇、ぜひご覧あれ。

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かーずSP

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