2020.11.12
全編、犬視点! クールな美少女の飼い犬になって繰り広げられる、超体感型のエロコメディ作品!『犬になったら好きな人に拾われた。』古川五勢【おすすめ漫画】
『犬になったら好きな人に拾われた。』
全編犬視点! 女の子の身体を下からじっくりと見上げよう
タイトルの通り、女の子のそばにいられる犬になってえちえちな姿態を見られるヤッターなマンガなのだが、全てのコマが犬の一人称視点なことに驚かされる。
犬になった自分の姿は鏡やガラスに映らないと一切見えない。犬は小柄なので、目の前にいる女の子を常時下から覗き込むような視点がずっと続く。パースが常時ついているので、単純に作画が大変そうでならない。
それゆえに女体を隅々まで楽しみ尽くすという部分は百点満点。散歩にいけばスカートの中が見える。抱き上げられれば肉感的胸元が視界に入る。
犬の視点になるということは、飼い主のメンタルが無防備になる様子をも覗き見ることができる。普段はクールで「氷の王女」と呼ばれている犬飼加恋(いぬかい・かれん)。
犬になって拾われた主人公に対しての、彼女の自宅でのデレデレっぷりは絶対表では見られないもの。ぱんつを覗き見るよりはるかにやばいものを見ている感半端じゃない。あまりにも犬が好きすぎて、こすれた鼻を舐めようとしたり、逆にわざと自分の足をぶつけて舐めさせようとしたりと、変態的な部分もむき出しに。
犬飼の他にも、犬視点観察ができる女の子は続々登場。ギャルのクラスメイト猫谷ミケは犬が怖くて近づこうとすると泣き出してしまう。
犬一人称視点で見ると、サディスティックな気持ちがむくむく湧いてくるエロティシズムにあふれている。人間だったころの主人公を好きだった後輩の月城うさぎは性欲がかなり強い子。目の前で繰り広げられる悶絶するうさぎの痴態は、窃視欲をくすぐる怪しい魅力爆発。
超体感型のエロコメディ作品。漫画レビューVTuberの相田コメゾウ氏の述べた「VR型ラブコメ」という表現がぴったり。
このマンガでは女体以外を見る場面ももちろん一人称で描かれるので、伸ばした前足がちょっと画面に写り込んだり、持ち上げられると地面がすごく遠かったりと、全てのコマの表現が新鮮だ。
加えて相対的巨娘系のサイズフェチにもたまらない構図の連続。「お手」をするために犬飼がしゃがんで覗き込んでくるだけで、ゾクリときてしまう。表紙でピンと来た人は買って損なし。マンガで女体を堪能する楽しさに全力で挑んだ作品だ。
©古川五勢/講談社