2018.06.17
【日替わりレビュー:日曜日】『ワンルームワンコ』正田しろくま
『ワンルームワンコ』
ペット市場は1兆5000億円を超え、犬猫の飼育数が子供の数よりも増え、日本は空前のペットブームだそう。確かに街を歩けば、散歩するワンちゃんの姿をよく見かけますし、立派な動物病院もごく自然に点在しています。とはいえ、「ああ、私もペットと癒しの生活を過ごしたい……」と思っても、ハードルが高いのも事実。ペット可物件を探すのも大変ですしね……。
が!!!そんな障害をはねのけ、大型犬を飼っているOLの生活を描いているのがこの『ワンルームワンコ』!!!
タイトルの名の通り、愛すべきサモエド犬、「ぽてまる」とワンルームで過ごす生活を覗き見できます。もうとにかくぽてまるがかわいいの一言に尽きるのですが、超親バカな主人公の姿もこれまたかわいくって、共感度500000000000%。
日々の散歩はもちろん、ブラッシングや健康管理などやることはたーくさんあるのですが、もうそんな苦労も吹き飛ぶ愛犬とのめくるめく日々。
暮らしているおうちも6畳一間といえど、中庭にはなんとドッグランがある犬好きによる犬好きのための物件で、ご近所さん(もちろんみんなワンちゃんを飼っている……)との交流も楽しいワンダフルデイズが繰り広げられます。
割と各話で話が完結するスタイルなので、サクッと隙間読みでも問題なくぽてまるが心を鷲掴みにしてくれるはず。あなたも必ずや「ぽてまる〜〜〜❤️」と叫んでもふもふしたものを撫でくりまわしたい衝動にかられちゃいますよ。
©正田しろくま/ほるぷ出版