2018.11.13
【日替わりレビュー:火曜日】『くノ一ツバキの胸の内』山本崇一朗
『くノ一ツバキの胸の内』
『からかい上手の高木さん』の山本崇一朗先生がくノ一(女忍者)を描くっていうだけで、ワクテカが止まりませんでした!
女だけの里にて、修行に努めるくノ一たち。真面目なツバキ、やんちゃなサザンカ、ノーテンキなアサガオたち修行中のくノ一の日常を描いています。
里の女子たちは、文字通り「男を知らない」。男性のことを見たこともないから想像もつかないんですね。年長のツバキは思春期が芽生えてきたのか、まだ見ぬ男性を「ひと目見てみたい…」と、顔を赤らめてつぶやく。その表情がドチャクソ可愛い。
『からかい上手の高木さん』でもそうなんですが、山本崇一朗先生は女の子の感情を表情に乗せるのがすこぶるうまい。アサガオが厠(トイレ)に篭って誤解された時の恥ずかしくて泣きそうな面持ちとか、うっかり右クリックから壁紙に設定しそうでした。
いうなれば、山本崇一朗先生が描くきららワールドとして楽しんでます(各方面の方、ごめんなさい)。
1巻の巻末には、高木さんがこの里に召喚されるコラボマンガも載っていて豪華。高木さんはどこに行っても高木さんですね。
©山本崇一朗/小学館