2019.11.06

幼女化した爬虫類たちに罵られる幸せな生活…!? 見る者の新たな扉が開く、擬人化コメディ!『爬虫類ちゃんは懐かない』佐々木マサヒト【おすすめ漫画】

『爬虫類ちゃんは懐かない』

幼女化した爬虫類たちに罵られる幸せな生活

表紙だけ見ると、女の子が大きいヒョウモントカゲモドキをだっこしているだけに見えるこの作品。

騙されてはいけない。そんなハートフル飼育物語じゃない。急いでページを開くのだ。ヒョウモントカゲモドキがそのままのサイズで女の子化し、艶めかしい姿を晒す、性癖の扉開きまくりのヤバい作品だ。

全裸だからそのままでは表紙に載せられなかったんだろうなあ、作中ではありえない服着てるし。

通称レオパで親しまれている、昨今人気の爬虫類ヒョウモントカゲモドキ。爬虫類を愛する研究家の男性・葉中ルイはレオパのナンシーを娘のように溺愛していた。

しかしある時、脱皮をしたら全裸の少女の姿になっていた。びっくりしつつも、学会に発表していいのかもわからず、秘密裏に飼うことに。ナンシーをかわいがるうちに、彼女も愛情を返してくれるかと思いきや、最初の言葉がこれ。

「お前さーまじこれ幼女監禁だからな」

ヤンキー口調で跳ねっ返りのナンシー。裏表のあるニシアフリカトカゲモドキの少女ミシェル。外来種にやたら厳しいニホンヤモリヤモリン

三匹ともまあ気が強いのなんの。爬虫類がなかなか懐かないのを、擬人化するとここまで冷淡になるものか。それを擬人化した姿で描くことで「かわいらしい小さい幼女に罵られる日々の快感」に置き換えている。

あまりにもずるい。目覚める。

終始全裸なのもいい。爬虫類だから当然といえば当然。なにより爬虫類なので乳首がないから、気兼ねなくツルンとした幼女体型を楽しめる。爬虫類サイズそのままゆえのフェティッシュさも魅力的。彼女らもほんのちょっとだけ気を許しそうな瞬間があるのもときめく。他の爬虫類がどう幼女化されるのかにも期待してしまう。

爬虫類飼育あるあるのネタも含まれているが、そのリアルな中身が追加されるたびに、さらにヤバさを感じてしまう。幼女が大きいコオロギを食べる様子のエロティシズムたるや。

1巻は徹底してコミカルに爬虫類女子の可愛さを描いている。なぜこうなったのかは次第に明かされていくかもしれないが、まずは彼女たちの際どいセクシーさを楽しもう。

次にレオパを見た時、ムラムラしてしまいそうで怖い。

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