2020.04.10
【インタビュー】『君は放課後インソムニア』オジロマコト「こんな景色が見れるなら、眠れないのも悪くない」
夜中に電話する、はリア充がすぎる(笑)
──物語の中で天体写真も大きなアイテムとなっていますが、おふたりとも天体写真を普段撮影するわけではないそうですね。白丸先輩のカメラの説明などかなりしっかりしていたので、普段から撮られているのかと思いました。
加納:天体写真を話に盛り込むために取材しようと、能登の天体観測施設に行ったんです。すると取材対応してくださった方が天体写真をがっつり撮られていて、天体写真のノウハウをとても丁寧に教えてくださって……!
この作品にとっての白丸先輩みたいな感じですね! 作中の天体写真もその方の写真を参考にさせてもらっています。ちなみに、各話のサブタイトルは実在の「星の和名」になっています。今は使われていないものも多いのですが、とても美しい響きの名前が多いんですよ。
──では、夜のおたのしみ会に込めた想いをお聞かせください。
オジロ:これからの季節の夜の散歩は気持ちいいですよね。昔ってお正月くらいしか夜中まで起きていないので、寝ないといけない時間に起きているといういい意味での罪悪感はありましたね。
加納:僕は商売柄、夜中に会社を出ることもあるので、夜の風景に親しみを感じてしまいます。オフィスがある神保町は、深夜は本当に人が少なく、誰もいない巨大ビルにはロマンを感じますね。
あと思春期の夜の思い出といえば、中学生の時に女友達から夜に電話があって、公衆電話で話していたら目の前に変態がいるから来て欲しいと言われて(笑)。夜に自転車で迎えに行ったんですよね……。
オジロ:本当にいたんですかね? 変態は。
──そして3巻で現れる、最高の「1人だけ聴けるラジオ」。この抜群のアイテムの着想はどこから?
オジロ:深夜ラジオと不眠って相性がいいし、作画中はよく深夜ラジオを流しています。作中でも、天体写真を撮るという夜の時間の過ごし方がしばらく続いていたこともあり、ここでラジオが満を辞して出てきました。そういえば最初、天文部じゃなくて放送部という案もありましたよね!
加納:丸太と伊咲がふたりでラジオ番組をつくるという案も連載前にありました。その前振りもあって、ラジオが顔を出したのだと思います。
でも現代の漫画なので、高校生にとってよりリアルなものと考えた時に、ラジオアプリがいいなと思いリサーチをして、ラジオ配信ができる「Spoon」というアプリを知りました。Spoonにはパスワードを入れる機能はないので漫画の中の話は創作なのですが、組み合わせたら聞かせたい人だけに話すラジオができるなと。それで好きな子に耳元で囁かれる……みたいな。一方通行なのがいいですよね。
オジロ:そうですね、夜中に電話するっていうのはリア充がすぎますからね(笑)。
──おふたりの好きなラジオ番組は?
加納:僕は『伊集院光のOh!デカナイト』、『コサキンDEラジオ!』が好きでしたね。あとは、『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』もめちゃくちゃ面白いです。
オジロ:伊集院さんのラジオはずっと好きで、『アルコ&ピースのオールナイトニッポン』シリーズも好きですね。漫画家になってからよく聞くようになりました。
加納:特番の佐久間さんのラジオを聞いていてなるほどと思ったのですが、佐久間さんがオードリーの春日さんをゲストで呼んだ時に「お前、テレビの春日で来るんじゃないよ」ってツッコんでいたんです。いつものピンクの衣装を着てきたみたいで。
「俺はテレビじゃなくて、ラジオの春日と話したいんだよ」と言っていて、ラジオってそういう場所なのかなって思いました。芸能人もオフの姿をだせるのがラジオなのかもしれません。カッコつけず、ポジショントークじゃないところがあるのかなと。
──過去に影響を受けた漫画・漫画家や、最近オススメの作品を教えてください。
オジロ:安達 哲先生や押見修造先生ですね。安達先生は『お天気お姉さん』が、押見先生は『ぼくは麻理のなか』が好きですね。押見先生の夜の表現とかすごく特徴があって、あまり見すぎると引っ張られちゃいそうです(笑)。
最近のものだと、知り合いにオススメしてもらって、漫画家の女の子と猫型ロボットのほのぼの漫画『ヤコとポコ』を読んでいます。あとは『岡崎に捧ぐ』も今更読んでいるんですけど、面白いですね。
──告知情報があればお願いします。
加納:作品の舞台となる石川県「七尾市」の企業の協力のもと、七尾市プロモーションポスターを制作いただきました!
作品に登場する場所をはじめ、公共施設や観光施設、お店や会社などでも掲示して、作品の聖地を盛上げていきたいとの想いから制作いただいたとのことです。ポスターは、七尾街づくりセンターのWebサイトで公開しており、自由にダウンロードいただけます。
また、現在延期となってはおりますが、『君は放課後インソムニア 聖地巡礼スマホ de スタンプラリー』というスタンプラリーイベントも準備中です!
延期に際して、漫画に登場するお店や観光スポットを巡る「聖地巡礼」をオンラインでもできるようにと、写真と動画コンテンツの制作も頂ける予定で、これを盛り上げるスタッフも七尾市内から募集していただいていますので、七尾市在住、在勤の方はぜひご参加ください!
さらには、ラジオ配信アプリ「Spoon」とのコラボも決定しました!
4月10日(金)以降のTBSラジオ「JUNK」やニッポン放送「ミュ~コミ+」などでのコラボラジオCMで、「Spoon」人気配信者である”@あくびちゃん”さんと”るぴ”さんが出演します!
また「Spoon」公式ツイッター上で、『君は放課後インソムニア』の描き下ろしライブ背景画像を配布予定です。合わせてハッシュタグをつけてCASTを投稿すると、抽選で原作本をプレゼントするキャンペーンも予定しています。詳細は、アプリ内および「Spoon」公式Twitterでご確認ください!
夜眠れず悩む高校生2人の初恋を描く大人気コミック『君は放課後インソムニア』と、声で配信するラジオアプリ「Spoon」がコラボ😆
スプナーの皆さんに、オジロマコト先生の描きおろしイラスト入りライブ背景画像をプレゼント!Spoonでライブ配信中に使ってみてね💕#Spoon #君は放課後インソムニア pic.twitter.com/uKKyYgcQpg— Spoon Japan (@spoon_radio) April 10, 2020
──それでは最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。
オジロ:眠れないつらさなど10代ならではの悩みを持ち寄ることで心を通わせる高校生の丸太と伊咲。星の降る臨海学校の砂浜や、学校の屋上で花火大会、そしてお互いに向けてのラジオ配信。
そしてそこには、青春を彩る能登の美しい景色が広がっています。この記事をきっかけにぜひ一話だけでも、読んで頂ければ嬉しいです。
──本日はありがとうございました!
作品情報
サイン入り単行本を読者プレゼント!
今回のインタビューの実施を記念して、オジロマコト先生の直筆サイン入り『君は放課後インソムニア』単行本1巻を1名様にプレゼントいたします!
下記の応募要項をご確認の上、どしどし応募くださいませ!
プレゼントキャンペーン応募要項
【賞品】
オジロマコト先生の直筆サイン入り『君は放課後インソムニア』単行本1巻を1名様にプレゼント
【応募期間】
2020年4月10日(金)~2020年5月10日(日)23:59まで
【応募方法】
以下の2点の手順にしたがい、ご応募ください。
①コミスペ!公式ツイッターアカウント @comicspacejp をフォロー!
②公式アカウントよりツイートされた以下のプレゼント情報を、「#放課後プレ」とハッシュタグを付けて、コメント付きリツイート!
▼リツイートして頂くツイートはこちら!
🎉特別記事の公開記念!🎉
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※応募方法は▼の2点!
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②このツイートに「#放課後プレ」と付けて、コメント付きRT!★詳細は👇https://t.co/w2QAdqQZUA pic.twitter.com/zHuqa0DDEf
— comicspace / コミスペ! (@comicspacejp) April 10, 2020
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当選者へのご連絡
厳正なる抽選の上、当選者様のTwitterアカウントへDM(ダイレクトメッセージ)にてご連絡いたします。
その後、当選者様には【住所・氏名・お電話番号】をご連絡いただくことになります。プレゼントの配送に必要な情報となりますので、ご協力を宜しくお願い致します。
注意事項
・当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
・当選に漏れてしまった方へのご連絡は致しません。あらかじめご了承ください。
・賞品発送時の紛失につきましては対応いたしかねますのでご注意ください。
・発送先住所は日本国内に限ります。
・当選権利の譲渡、換金は一切できません。
・転売を目的としたご応募は禁止させていただきます。
・応募内容に不明な点があった場合や当選後の連絡が不通となった場合、応募・当選を無効とさせていただくことがあります。あらかじめご了承ください。
・抽選に関してのお問い合わせにはお答えできかねます。あらかじめご了承ください。
・本キャンペーンは、「comicspace/コミスペ!」運営の株式会社comicspaceが主催しています。オジロマコト先生ご本人や、株式会社小学館へお問い合わせ頂いても各位お答え出来かねますため、お控え下さい。また、本キャンペーンはTwitterおよびTwitter社とは関係ありません。
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©オジロマコト/小学館
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