2020.06.18
女騎士(29)×少年騎士(16)の「おねショタ」オムニバスストーリー!『年上エリート女騎士が僕の前でだけ可愛い』たかた, 吉野宗助, あるぷ【おすすめ漫画】
『年上エリート女騎士が僕の前でだけ可愛い』
女騎士(29)を徹底的に恥じらい顔にする少年(16)の愉悦
男子はみんな女騎士が大好きだ(と思う)。そして女騎士は清廉潔白で信念のある生き方ゆえに、年齢をある程度経ても性的に純朴なのではないか…なんていう妄想を叶えてくれるコミカライズ作品。
カレンは近衛騎士団分隊長のエリートな29歳。16歳の少年ハルは、彼女の元に配属された新人騎士。普段から厳しく気高いカレンに、ハルはしばしば話しかけに行く。
「僕…もう我慢できません! カレン隊長としたいです…! ヤらせてください!」
男性経験皆無で、下ネタやセクハラに極端に弱いカレンは大慌て。顔は真っ赤。もちろんハルは性的に迫っているわけじゃなく「剣の鍛錬」のお願いをしているだけ。からかう意図100%。
誰もが「凛々しく厳しい完璧な人間」のように見ているカレンが、実は可愛らしい人だと知っているのは自分だけ。好きな子にいたずらしたくなる思春期心理が、年上の隊長に向いてしまう。もちろんバレたらおしおき。
年上女子と少年、いわゆる「おねショタ」ジャンルのオムニバスストーリー。徹底して少年ハル側が押す側なので、大人なカレンの恥ずかしがる姿を延々と見られるのは漫画ならでは。かっこいい女騎士が弱る様子の魅力をあらゆる角度から見せてくれる。
ハルがただのいたずら小僧じゃないのは好感が持てるポイント。彼は心からカレンのことが好きで、いたずらしつつも真っ向から好きな気持を出してアタックしている。彼女が(いたずら以外で)困っている時は、影からフォローし手助けもする。
男のことを一切考えていないカレンが、ハルのダイレクトアタックで多少は意識しはじめていく様子も可愛らしい。
「っていうかこっちだって十代半ばのガキを男として見るなんてとてもとても…」「あーせいせいした!」恋愛経験0なのでモヤモヤが募るというもの。
女騎士にこういう目にあってほしい、というポイントをハルが突きまくってくれる。絵としての破壊力も抜群。例えば朝の出勤ラッシュの中、体調を崩したカレン(29)が新人ハル(16)にお姫様抱っこされているコマは、体格差もあってインパクト絶大。
カレンのグラマラスボディを引き立てつつ、清楚さたくましさも活かしたキャラクターデザインが秀逸。恥じらう女騎士を隅から隅まで味わおう。
©たかた, 吉野宗助, あるぷ/KADOKAWA