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2018.03.12

アニメでも大人気の『からかい上手の高木さん』!関連マンガをまとめて一挙ご紹介!

TVアニメが現在放送中、キュンキュンしてたまらない、話題のラブコメディ『からかい上手の高木さん』。この作品は本編をはじめとし、横展開された数多くのスピンオフ・合流作品があり、「高木さんワールド」を広げているユニークなタイトルです。

今回はそれぞれの概要とつながりを一挙ご紹介します!

『からかい上手の高木さん』

からかい上手の高木さん

中学一年生の少年・西片は、いつも同じ隣の席の高木さんにからかわれ、笑われてばかり。悔しい思いをし続ける彼、なんとかして彼女をギャフンと言わせたい。けれども仕掛ける策が幼すぎて、いつも返り討ちにあう。まるで天敵。

しかしなんとなくはわかっています。高木さんはもしかしたら自分に好意を持っているんじゃないか……? それがなかなか面と向かっては言えない。
かくして、高木さんと西片の、一進一退の攻防が繰り広げられます。

一応は西片目線で描かれる作品ですが、読者としてはもう高木さんが西片を好きでいじっているのがまるわかり。
彼女はいつも顔色を変えないので、どんな気持ちで西片を見ているかパット見にはわかりづらいのですが、ポーカーフェイスでうまく立ち回っている様子。
なので、非常にまれではありますが、西片による不意打ち(本人もわかっていない)でクリティカルなところを突かれ、困惑することも。西片は気づいていませんが。

高木さんは、友達以上恋人未満という言葉ではくくれない、「からかうことで作られる特別な距離の維持」を大切にしています。ここがたくさんの読者の心をわしづかみ。1巻発売時から話題になっていました。

なんせ中学一年生の姿が、幼い。まだまだ男女が仲良くすることに抵抗があり、恋愛面の興味関心よりも友達と遊ぶほうが楽しい時期。西片が恋愛感情を理解できておらず、小学校低学年のようなからかい(例:びっくり箱、怖い動画、変顔で笑わせる)を仕掛ける様子は、マンガの中学生描写としてはかなり珍しい、等身大感があります。

一方で高木さんが、ちょっと大人びながらも純情なのも、丁寧に描かれます。

最初の頃は、自転車通学の彼女は、帰り道は西片と別々でした。しかし一緒に帰るように変化してからは、自転車を押して西片の横を歩くように

また夏休み、西片と一緒にいるために、空き地で毎日自転車二人乗りの練習をするよう仕向けたことも。
二人でいる方法をあらゆる方向から考えているのが、かわいくてしかたない。二人の特別な関係は、その他のスピンオフ・関連作品を通じて更に別角度から深く描かれます。

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『あしたは土曜日』

元々は「読売中高生新聞」に連載されており、スピンオフと言うよりは、「高木さん」とは別に描かれた単独作品。内容としては、本編に合流して、本作の主人公3人が高木さんと同じクラスになっています。

いつも元気いっぱいで暴走しがちなミナ、後ろについていってはミナをいじくりまわすサナエ、二人にツッコミを入れ続ける苦労人のユカリ。3人はいつも一緒につるんでいます。

学校でけん玉を夢中になる、コーラもコーヒーも飲めない、その割に家族の料理を作る花嫁力激高、いつも笑顔なミナ。
走るのが大好き、身体動かすの大好き、無表情で海で泳ぎまくるサナエ。
それを必死に一人突っ込む、宿題を写そうとする2人に呆れる、時々胃が痛い、けど二人が大好きなユカリ。

仲良し3人組の特に事件が起きるでもない日々が、舞台になっていると思われる香川県小豆島の四季の中で描かれます。一緒にいるとすごく幸せそうで、下校時別れる時ちょっとさみしそうなミナの顔が非常に象徴的。友達といるって、なんて楽しいんだろう。

この3人はアニメでも短編コーナーとして登場しています。加えて高木さんとも仲がいいので、直接本編で絡むこともあります。

このマンガを読むと、高木さんたちのクラスの様子や、住んでいる地域の季節の変化を知る一助になるはず。

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『恋に恋するユカリちゃん』

「あしたは土曜日」のユカリを主人公にしたスピンオフ作品。ゲッサン新人賞2017春期特別企画「高木さん杯」のグランプリ作品です。

恋愛に動き始める高木さんたちを見ているとときめいちゃう! けれど自分に好きな人はいない。ユカリがしたいのは、ちょっと背伸びした恋バナ
できれば友人のミナやサナエと話したい。けれども二人共脳天気に遊ぶ、幼い子。彼女の「恋バナしたい」フラストレーションはどんどん高まる一方です。

あまりに悶々としていたため、ミナとサナエでカップリング妄想してしまう、という暴走まで。あかん、それはあかん。

ユカリは、高木さんと西片の関係をものすごく気にしている子の一人。なんせ教室で二人きりの時、西片が高木さんに目薬をさそうとしているのを目撃、キスをしようとしていた、と勘違いしたままなもんだから、二人が一緒に帰っている様子をまともな顔で見られない。西片と高木さんが一緒に二人で帰っているのも目撃している。
高木さんにとって西片といるのが、特別な時間なのは薄々悟っているので、干渉せず見守るようにしています。それを見守り妄想するのが、彼女の楽しみ。

けれどもミナとサナエは、二人の間にずいずい踏み込む。この2人まだ恋愛に興味ないしわかってない。それでも、友達だから、この2人と恋バナしたいんだよなあ……という彼女。ユカリちゃんは果たして友人と恋バナができるのか。

……まあ、まだしなくていいですよ、だって今、マンガを読んでいると、背伸びしているこの環境が楽しそうなんだもの。恋に恋する青春手前の楽しい日々は、今一瞬だけだぞ。

かなり「高木さん」アニメ本編にも食い込む話なので、ファンなら必読です。

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『からかい上手の(元)高木さん』

中学生ラブコメディの何年も先、結婚して子供を産んだ後の話を描くという、問題作(?)。

タイトルの時点で結婚済み(名字が変わっているから「元」になる)て、ネタバレもいいところ。ハッピーエンド確定だー。これが中学生恋愛終了の後日談、では終わらず、構成がうまくて面白い教育物語になっています。

メインになるのは元・高木さんことおかーさんと、娘のちーのやりとり。相変わらずからかうのがうまいおかーさんは、相手を誘導するテクニックは健在で、ちーをからかいながら教育しています。

魔法少女ごっこをする、ちー。でもなかなか部屋の掃除をしない。そこでおかーさんは、可愛い服を着せてちーを魔法少女にし「魔法でお掃除しよっか!」と提案。大喜びでそれに乗る、ちー。おかーさんが廊下に出ると、ちーは「魔法」と称してお片付けを開始。子供の心を掴むのがうまい!

ちーとの会話に、「高木さん」本編の思い出が練り込まれます。自分が「高木」姓だったこと、おとーさんが相変わらずわき腹が弱いこと、などなど。

ちーを後ろに乗せて自転車をこぐおかーさん。ちーは「おかーさんもおとーさんとのるのー?」と聞いてきます。中学一年生のころ、二人乗りの練習をしていた時、一生懸命こいでいたのは西片、後ろに乗っていたのは高木さん。そのことを思い出して、ちーに言います。「今は私が前に乗る番だから。」

大人になるって、自分たちの青春を次につたえることなんだ。幸せいっぱいな作品です。なお西片は中学生時代から筋トレしていたせいか、ムキムキな体育教師になっているのも見どころの一つ。

ここまで書いていてなんですが「高木さんの中学生の淡い恋愛だけ、今は見ておきたい!」という方は、「(元)高木さん」は一旦保留して、本編に満足したあとに読むのをオススメします。全てが本編のネタバレになっていますので。

なお、『高木さん』『ユカリちゃん』『(元)高木さん』の一巻表紙は連動していますので、比較してみてください。

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『からかい上手の高木さん 公式ファンブック 高木さん攻略作戦!』

マンガではありませんが、アニメ化にあわせて作られたファンブックも出来が良いのでご紹介。
キャラクターごとの紹介や、「行動」「発言」「姿勢」から高木さんを観察するなど、かなり踏み込んだ分析を整理して行っているので、読み込んでいる人にもオススメできます。もちろん本編の画像も盛りだくさん。

見どころの一つは高木さんの私服コレクション。普段は制服な高木さんも、私服はかなりかわったオシャレなものがたくさん。ズラッと並べられているのを見ると、彼女のセンスの良さが見えてきます。

細かいところだと「西片が好きなマンガ『100%片想い』で高木さんにからかわれる」件をまとめたページも。結構このネタで出てくるんですよね。作者の山本崇一朗先生いわく、「好きなマンガなんだから堂々とすること」。その通り!

原稿制作の様子や、高木さんを描きたい人へのアドバイス、Twitterやゲッサンで見ることの出来たカラーイラストもたっぷり掲載。

山本崇一朗先生のTwitterでも頻繁にイラストがアップされるので、是非フォローしておきましょう。

作品詳細を見る

『からかい上手の高木さん アニメ振り返り傑作選』

どちらかというとコンビニの方が手に入りやすい、税込み500円の選り抜き高木さん中身は基本的に本編と同じなので、本編を持っていたらムリに買わなくても大丈夫です。

逆にアニメから入った人には、入門書に最適。おまけとして声優の高橋李依さんと梶裕貴さんの「からかい対談<延長戦>」が掲載されています。

作品詳細を見る


その他にも最近、短編集『恋文』『ロマンチック』も発売されたばかり。内容は「高木さん」とは関係ありませんが、山本ワールドを味わうことができるものばかりなので、併せて読んでみて下さい。
また、ラブコメが好きな方、山本崇一朗先生の描く女の子キャラに惚れた方は、単行本7巻で完結した『ふだつきのキョーコちゃん』も是非!

「山本崇一朗」の他作品

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