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2018.04.07

【イベント】「デジタルに変わればある意味フラット」ジヘン新人賞受賞式

『ジヘン新人大賞2018』の授賞式が、2018年3月16日に東京・池袋サンシャインシティ内のカンファレンスルームにて行なわれました。

スマホアプリ発の本格青年マンガレーベルである「ジヘン」初の新人賞となった同賞では、4作品の受賞作を発表。

栄えある第1回の大賞は、菊地大吾先生の『霊能探偵事件簿』が受賞しました。同作は、3/24より「マンガZERO」内にて公開されています。

受賞作品

・大賞:『霊能探偵事件簿』(菊地大吾)
・ジヘン期待賞:『ビッグリビッグ』(こおにたびらこ)
・奨励賞:『水槽のうしろがわ』(箕田)
・審査委員特別賞:『トイト』(若林えみ花)

(敬称略)

授賞式には、受賞者並びに同賞の審査員を務めた、須本壮一先生(『GATO -ゼロイチの戦場-』)、野村宗弘先生(『のんびりヌルントゥルン』)、伊藤正臣先生(『マグネット島通信』)も出席。
以下、授賞式よりジヘン編集長・鹿島氏と、審査員を代表し須本壮一先生によるコメントをお届けします。

ジヘン編集長・鹿島氏コメント

「ジヘン」は、来月創刊1年目を迎える新しいレーベル。今は時代の変わり目で、紙の雑誌や単行本も出ているが、ITの発達に伴いかなりデジタルに移行していて、市場も変化しています。
作家を育て、一緒に作品を作っていく昔からのマンガ作りを守ると同時に、母体であるIT企業のNagisaの技術を活用した、新しいマンガ作りのあり方を作っていきたいという思いから、「ジヘン」というレーベルは生まれました。

ジヘンという名前(漢字を当てると事変)は”非常事態”などの意味があり、少し物騒ではないか、あちこちからそれでいいのかと心配されることがありましたが、今のマンガ業界は色々な意味でまさに非常事態。この状況を皆で乗り越えて、マンガ業界を盛り上げていきたいとう意図があり、新しいレーベルの名前に「ジヘン」を選びました。

この春、「ジヘン新連載 春の陣」として数本の連載がスタートしています。次は「ジヘン新連載 夏の陣」が控えていて、そこでも新た連載がスタートする予定。受賞者の方々には、次の新連載攻勢で、連載が開始できるように頑張ってもらいたいです。

審査員代表・須本壮一先生コメント

私が新人賞を受賞したのは、36、37年前。小学館の会議室で賞金をその場で渡されて、領収書にハンコを押すように言われました。その後、そのまま居酒屋に連れて行かれるような時代。
段々と業界が盛り上がるようになると会場がホテルなどになり、豪華になりました。「ジヘン」は今、あの頃と同じように会議室からのスタートです。これから「ジヘン」がどうなっていくか、何年か後に皆さんが今の私の立場になって、その時の受賞者に伝えて欲しいと思います。

今のマンガ業界の主流は、アナログからデジタルに移っています。昔は連載すれば10万部からスタート、少しヒットすればそれだけビルが立つような時代でした。今はかなり苦しい時代になっています。
そんな状況ではマンガ家を志望する人が減ってしまい、新人賞も応募が来るか心配していました。しかし蓋を開けてみれば多数の方が応募していて、受賞作以外にも見所のある作品があって安心しました。

変わっていくマンガ業界の中で、私も今、「ジヘン」で初のアプリ連載に挑戦しています。編集者はまだまだ紙の時代だと言っているが、電子コミックスの売り上げが紙コミックスを抜いたというニュースが出ましたね。そんな時代の流れに、マンガ業界も適応していく必要があります。
紙では有名マンガ雑誌の力が未だに強いが、デジタルは抜きん出た媒体がいないから、ある意味フラット。
その中で「ジヘン」がTOPになれる可能性は充分にあります。皆で頑張れば、「ジヘン」はTOPになれる。だからこそ、第1期生には頑張ってもらいたいです。

デジタルのマンガで言えば「ジヘン」、そんなレーベルにするために、私も含めて皆で盛り上げていきましょう。

大賞受賞:『霊能探偵事件簿』

引っ越し祝いにケーキを食べようとしていた大学生・女金 駆(めがね かける)の目の前に、突如女性の幽霊が現れる。幽霊事件を担当する探偵・真零源 翔(しんれいげん しょう)へ除霊を依頼するも、どうやら彼はインチキ探偵のようでーー。ボケとツッコミが溢れて止まらない、痛快ギャグマンガ!

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