コミスペ!

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2018.05.16

【日替わりレビュー:水曜日】『泣かないで 魔王ちゃん』エンチ

『泣かないで 魔王ちゃん』

少女魔王の城に、勇者たちは倒しても倒してもやってくる

最近マンガで描かれる魔王は、へっぽこな場合が多い。
そもそも魔王は「勇者」を立てるための対立存在だから、大体負ける、哀れな存在なのだ。

この作品に出てくる大魔王アスタロリンは、魔王軍を率いる女の子。魔族がひれ伏し服従する存在だ。
ところが彼女の城に乗り込んできたのは、LV.99のカンスト勇者ご一行様。アスタロリン、すっかりガクブル。
それでもなんとか対峙せねばいけない。飛び出してきたた彼女を見て、勇者たちは言う。

「うっわー! ナニコレちっちゃ!! 可愛いー!!!」

アスタロリン、まるで子猫のようになでくりまわされる有様。魔王の威厳はすっかり形無し

彼女は見た目も気力もへっぽこではあるものの、LV.99勇者たちを一撃で殺せる魔力を持っているのがこの作品のミソ。
ようは勝てる魔王なのだ。
作中の勇者たちは、魔王をかわいがっている間に、いかづちを食らって幾度も殺されている。
その度に最初の街に戻されて復活しているが、何度もリベンジしにくるもんだから、アスタロリンとしてはやってられない。

「復活のスパン早すぎでしょ? コッチだって減った手勢でなんとかやりくりしてんのに こんなあっさり…」

RPGだと主人公たちは、大抵無制限に復活できる。それに対して魔物や魔王は一回殺されたら再度出てくることはほとんどない。
どんなにチートな力を持った魔王でも、蘇る相手には圧倒的に不利なのだ。
アスタロリンが必死に抵抗して全滅させても、また勇者たちがやってきてセクハラ(本人たちはかわいがっているだけ)してくる。無限地獄だ。

ゾンビのごとく蘇る勇者たちは、死ぬのも慣れており、気楽。対して魔王は来る度に荒らされるもんだから、毎回ヒヤヒヤもの。泣きたくもなる。
ワタワタする様子が幼くて、かわいいアスタロリン。「悪」であろうと、かわいければ「正義」。勇者たちがかわいがるのもしかたない。

アスタロリンは、高露出マント衣装幼女体型悪魔角にまろ眉に牙長い金髪にしっぽ、という性癖詰め合わせのようなキャラ。

彼女のキュートな痴態のオンパレードなので、ピンと来た人は迷わず買うべし。

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