2018.07.03

【日替わりレビュー:火曜日】『蛍火の灯る頃に』小池ノクト, 竜騎士07

『蛍火の灯る頃に』

祖母の葬儀のため、父親の故郷である【平坂村】を訪れた無職の忠村幸人。
過疎化が進むその村で従兄弟や叔父たちと再会し、無事に葬儀を終えたかと思われたその晩、祖母の遺体が行方不明に。
それはこれから始まるこの村の【怪異】の序章にすぎなかった。

竜騎士07先生といえば『ひぐらしのなく頃に』をはじめとして、ゲームシナリオ、マンガ原作、小説を数々量産するマルチクリエイターです。可愛い系の作画に携わることの多い竜騎士07先生が、小池ノクト先生の原画によってリアル寄りの絵柄で紡がれたのが『蛍火の灯る頃に』になります。

ジャンルはホラー。異常な霧、人の顔を持つ蝿……何か恐ろしい異常事態が起こっていることをひしひしと伝える、竜騎士07先生が得意とするホラー描写は本作でも健在です。過疎村の因習が物語を色濃く彩るのも、『ひぐらしのなく頃に』っぽくてグッときます。

やがて過疎村に閉じ込められた幸人たちが、はじめて出会う旅人が名乗ります───「鷹野。た・か・のって名前よ」
『ひぐらしのなく頃に』の鷹野と同じ人物なのか、スターシステムなのかわかりませんけど嬉しい仕掛け。こっちの鷹野も村の文献を調べているミステリアスな女性として登場します。

この手のパニック物にありがちな、足を引っ張って場を乱すクズキャラが出てこないのも、ストレスがなくて読みやすいです。従妹の忠村輝美は途中で当たり散らしますけど、父親が亡くなってショックだったので、理解も納得もできますので問題なし。

全4巻で話もサクサクと進むので、手に取りやすいのも○。関東では梅雨明け宣言して、すっかり真夏の季節になりました。竜騎士07先生のホラーで、涼を味わってみませんか?

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かーずSP

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