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2018.02.18

【日替わりレビュー:日曜日】『北北西に曇と往け』入江亜季

『北北西に曇と往け』

北北西に曇と往け

美しき世界で美しき登場人物を堪能あれ

魔法使いの一家におこるあれやこれやを描いたファンタジー作品『乱と灰色の世界』から2年。入江先生が現在連載しているのは、探偵活劇『北北西に曇と往け』(入江亜季/KADOKAWA)。

もうね、絵が最高に素敵なんですよ!!! マンガの装丁にもぐっとくる。絵の構図もいいし、タイトルロゴも可愛いし、特殊印刷の盛りもいい。ジャケ買いという言葉がこんなにしっくりきたの久々。『乱と灰色の世界』もかわいかったけど、個人的には今回の方がはまりよく感じます。

今回の舞台はアイスランド。雄大な自然をドライブ(しかも車がまたかっこいい……ジムニー乗りたくなる……)する、雰囲気あるイケメンが主人公。この見た目でまさかの17歳。ちなみにアイスランドでは17歳から運転免許を取得でき、70歳まで免許更新をしなくていいそうです。

アイスランドにある祖父の家で暮らす青年・御山慧にはモノと話すことができるというちょっと不思議な能力があり、探偵を生業としている様子。犬を誘拐したり(!?)、人探しをしたりしているのですが、日本で暮らす弟と連絡が取れなくなってから、物語に大きな動きが。

登場人物がみんな魅力的で美しく、舞台となるアイスランドの自然の描写もため息もの。服のセンスがとてもよくて真似したい、こんな場所で生活してみたい、雄大な自然の中をドライブしたい、日当たりのいい気持ちのいい家でゆっくりお茶を飲みたい……。そんな欲望がむくむくと湧き上がってくる物語です。

ただ、現在発行している1巻だけでは、探偵活劇なのかはまだ正直謎なところ……。2巻からどういう方向に話が転がるのか、楽しみな一冊です。ぜひどうぞ!

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