2019.01.08

【日替わりレビュー:火曜日】『シネマこんぷれっくす!』ビリー

『シネマこんぷれっくす!』

新年あけましておめでとうございます!

お正月は皆さんどのようにお過ごしになられましたでしょうか? 筆者はひたすら秋クールのアニメと映画鑑賞。「カメラを止めるな!」「バーフバリ」いや~面白かったですね! そんなわけで今回は、映画紹介マンガ『シネマこんぷれっくす!』をご紹介します。

「映画みたいな青春がしたい!」と高校に進学した熱川鰐人が巻き込まれたのは、先輩女子三人と男子の部長が所属する「映画研究部」

黒澤映画好き、カンフー映画好き、B級を超えたZ級のクソ映画ハンター。奇天烈な三人の美人先輩(+部長)に囲まれて、今日も映研(通称「死ね部」)の映画談義に花が咲くのです。

映画好きをこじらせたヒロイン3人の暴走を、鰐人がツッコミを入れるキレッキレのノリとツッコミのテンポ感が最高に面白い本作。「館内でポップコーンを食べる派vs食べない派」「字幕派vs吹き替え派」で喧々囂々(けんけんごうごう)の大論争に発展。

映画を語るのではなく、映画オタクの奇行を愉快に描くことで、映画を知らなくても大笑いしてしまう勢いがあるんです。

ここまで聞けば、タイトルの『シネマこんぷれっくす!』にもピンとくると思います。多スクリーン映画施設の「シネコン」と、映画(シネマ)マニアが抱える劣等感(コンプレックス)にかかってるんですね。

さて本コラムは「アクション要素のあるマンガ」の紹介。この文化部マンガのどの辺が該当するのかといいますと……木人拳の木人が出てきます! そのまま花先輩とリアルファイト! おっぱいぷるんです! 映画愛を躍動的に表現していて実に良い。

そして単純にアクション映画ネタもたくさん登場します。映画ガイド要素が、いい意味で作者の偏見バイアスのかかった紹介になっていることも、本作を下支えしているんです。

「あ、これ面白そう」と興味を持てるような映画作品も多数登場。アクション作品の呼び水としてもご活用いただけると思います。

試し読みはコチラ!

この記事を書いた人

かーずSP

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