2019.06.05
彼女はついつい恥をさらけ出しがち!(特にえっちな方で)『ここほれ墓穴ちゃん』きたむらましゅう【おすすめ漫画】
『ここほれ墓穴ちゃん』
彼女はついつい恥をさらけ出しがち(特にえっちな方で)
大学院1年生の墓守衛(はかもりまもる)(22)と、社会人一年生の花咲みほり(23)は、交際2年め、同棲中。
超絶ラブラブに過ごしている二人。ただ、みほりはどうにも墓穴を掘りがち。特にえっちな方向で、自爆しがち。なのであだ名は「墓穴ちゃん」。
情事の後、映画の影響で「キスマークつけていい?」と興奮のあまり聞く墓穴ちゃん。
二人でキスマーク付けた後、消えなくてえらいことに。絆創膏を貼って出社するも、同じ社員の人に過剰な反応をしてしまって、バレてしまう。ずいぶん熱かったようで。
ことの最中に、つい興奮してえっちなセリフを言う墓穴ちゃん。一通り終わった後に衛から一言。「俺のエロ本こっそり読んだでしょ?」
ここで素直に返せず「し…知らない!」と慌てふためいてさらに墓穴を掘る。これがかわいいから、彼女は衛にいじられっぱなし。
同棲カップルのぐだぐだリラックス仲良し関係、季節のイベントごとは二人で全力で楽しむノリのよさ、夜中についつい求めちゃうえっちな距離感、すべてが楽しいイチャラブ作品。
やることなすこと墓穴を掘って赤面する強気そうな年上彼女と、そんな彼女のをいじるのが好きでしょうがないちょいSめの年下彼氏の関係は、にやけてしまうこと間違いなし。二人で会話したあと、すんなりえっちになだれ込むナチュラルなスキンシップも見ていて心地いい。
二人は、必ず一緒にお風呂に入っている。お風呂の中でいちゃついて触ったりなんだりもするのは、もちろんのこと。
しかし2巻に入って、一緒にお風呂に入る約束が重要な意味を持つことが描かれている。ここを実際に読んでから1巻から読み直すと、二人がスキンシップを大切にする意味合いが、違う角度から見えてくる。
ちゃんと気を使い合って、二人のルールを設けて接しているのも、次第に見えてくる。何も考えず欲望のままに生きているわけじゃない。
愛のある同棲はとても幸せいっぱい。だからこそ気を使いすぎないように、けれども相手を尊重するように、二人で暮らす大人の対応が求められる。
「墓穴ちゃんいじり」は、二人の大切なコミュニケーションでもあるのだ。
©きたむらましゅう/KADOKAWA