2018.04.22
【まとめ】悔しいけど好きになっちゃう。男女関係なく愛される、全方位に人たらしな男キャラクターたち
好かれるための努力をしているわけではないのに、なぜか周囲の人に愛されまくる“人たらし”なタイプの男性っていますよね。「モテるための秘訣100選」みたいな本を読んで日々努力している男性からしたら嫉妬の対象になりますし、その人を好きな女性からしてみたら、みんなに好意を寄せられている彼を見るのはけっこう辛いし切ないもの。
「人気者だからって調子に乗るなよ!」と内心構えつつも、いざ彼と接すると、悔しいけど、好きになっちゃう……。そんな人たらしの男性が登場するマンガをピックアップしてみました。
悔しいけど、魅力的! 人たらしの男性キャラクター
『町田くんの世界』の町田一
まずは、『町田くんの世界』の主人公である町田一くん。一見、メガネをかけた黒髪の、賢くてスマートそうな男子高生。しかし、実態は、意外にも勉強ができず、ちょっと抜けている町田家の長男。
そんな彼は家族からも学校のクラスメイトからも教師からも……というよりは、出会う人出会う人みんなから愛されます。それは、彼の紳士的な性格によるもの。
困った人がいたらためらいなく手を差し伸べ、冷静で淡々とした語り口ながらも愛情に溢れ、見た目ではなく中身で圧倒的な人たらしパワーを誇る町田くん。最強です。
『桜蘭高校ホスト部』の須王環
愛されるために生まれたのかとさえ思ってしまう『桜蘭高校ホスト部』の須王環くん。主人公の藤岡ハルヒ(女子)は、ひょんなことから学校の“ホスト部”の所有する800万の花瓶を割ってしまい、借金返済のために入部することに。そのホスト部部長が、フランス人とのハーフであり理事長子息でもある須王環先輩なのでした。
お金持ちのお坊ちゃん特有(?)な、擦れたところのない性格。愛されることにためらいがなく、惜しみなく愛情を注ぐことができる、まっすぐボーイ。彼は彼で辛い生い立ちがありますが、そんなこと微塵も感じさせない明るさをもっています。
遠巻きに見ていたら「お金持ちのナルシストが」と思われそうな存在ですが、そんな彼の飾らないポジティブなオーラで周りの人はみんな環先輩のことを好きになってしまうのです。
『flat』の平介
無気力なのに愛される、ちょっとずるい存在なのが『flat』の平介くん。高校二年生の彼は、とにかくマイペースで飄々とした性格。好かれるとか嫌われるとか、そういう他人からの評価に無頓着そうな彼ですが、クラスメイトや先輩後輩からも愛され、しょっちゅう家に遊びに来る内向的ないとこの秋(あき)にもとても懐かれます。
甘いものを食べるのも作るのも大好きで、周りの人に手作りのお菓子を振る舞う一方、自分の興味がないことには全く執着しない自由人。でも、それくらいドライな方が一緒にいて気楽なときってありますよね。
自分から積極的に寄ることはなくとも、来るものは決して拒まない平介。そんな器の大きさにみんな惹かれるのかもしれません。
『失恋ショコラティエ』の小動爽太
仕事もできて顔もいい、なのにときたま闇を見せる『失恋ショコラティエ』の小動爽太。そんな爽太は、高校時代に一目ぼれした憧れの先輩サエコに対して、彼女が結婚した後も想いを断ち切れずにいました。フランスにある、彼女が好きな有名パティスリーで修行をし、日本出店を機に帰国。その技術はもちろんのこと甘いマスクから「チョコレート王子」なんて異名をもつ彼は、そんな自分のスペックには無自覚で、なぜかさほど美人でもないサエコに執着します。
はたから見てると、もどかしい。そして、子供じみた片想いに苦しむ彼を見て、周囲の女性は引くかと思いきやむしろ惹かれてしまうのが不思議なところ。それは、彼がまた、センスあるショコラティエとして結果を出し続けていることと無縁ではないでしょう。失恋すらも新作チョコレートのインスピレーションに変えてしまう爽太。
とびきりピュアで、だからこそ残酷に人を振り回していまう彼は、それでもショコラティエとして周囲を魅了し続けるのです。
こうやって振り返ってみると、人たらしの男性って適度な思いやりがあるんですよね。見返りを求めない優しさがあるんです。自分の世界をもっていて、他者との一線をきちんと引ける人。つまりは紳士的な内面が人をたらしこむのでは? なんて思っちゃいました。
人たらしは1日にしてならず。人気者であるのも納得です。