2019.03.12
【インタビュー】『スローループ』うちのまいこ「釣りに興味がない人でも読める釣りマンガを」
仕事に疲れた大人を癒やすきららアニメ
──そもそも、うちの先生はいつごろから釣りをするようになったんでしょうか。
うちの:数年前に、初心者向けのフライフィッシングのイベントに参加したのが最初です。イベントの主催者の方とは以前からよくキャンプに行っていたので、そのつながりですね。
──キャンプ自体には、昔からよく行かれていたんですか?
うちの:そちらも社会人になってからです。家族にも学生時代の友人にもキャンプをしている人はいなかったので、働き始めてからアウトドアの趣味にハマりました。
──うちの先生のTwitterのプロフィールに「CADオペレーター」と書かれているのが個人的にずっと気になっていたのですが、どういったお仕事なんでしょう?
うちの:CAD(キャド)オペレーターは、コンピュータで3Dの設計図を作成する仕事ですね。私は主におもちゃの設計をしていて、今もマンガを描く傍ら、フリーランスという形で続けさせてもらっています。
──お仕事といい、アウトドアの趣味といい、むしろどうしてマンガ家になられたのか不思議なくらいですが。何かきっかけがあったんでしょうか。
うちの:子どものころから趣味でマンガは描いていましたが、マンガ家になりたいとは思っていませんでした。直接のきっかけは、仕事で疲れていたときにふと観た『きんいろモザイク』と『ご注文はうさぎですか?』のアニメです。
こんなに優しくてかわいい世界があるんだ……! ってすごく癒やされて。ああいう作品は「きらら」というジャンルだと知り、あの世界を自分でも描いてみたいと思って、ダメ元で芳文社さんに持ち込みに行ったという経緯です。
──なんとも感動的な(?)エピソード……。きららは社会に疲れた大人を救うんですね。
うちの:ただ、自分で描いてみて、きららの4コマって難しいなと思いましたね。持ち込みで描いた作品はブラックユーモアが強くなりすぎてしまって……。かといって、まったくオチをつけないわけにもいかないし。
『スローループ』は釣りマンガでもあり、ヒューマンドラマでもある
──最近お気に入りのマンガを教えてください。
うちの:今は、森薫先生の『乙嫁語り』にハマっています。描き込みもそうですし、たぶん相当取材もされていると思うんですけど、読んでいて情報がすんなり頭に入ってくるところがすごいなと。単行本が出るのをいつも楽しみにしています。
他には、『スローループ』と同じ「まんがタイムきららフォワード」に載っている『巴マミの平凡な日常』も好きです。アラサーマミさんに共感できるんですよ。マミさんが自炊に奮闘した末、『お総菜や出来合いに罪悪感を感じる必要なんてないのよ…』と言っていたのとか、本当それ! って。
──先日、『ぼっち・ざ・ろっく!』のはまじあき先生にインタビューしたのですが、はまじ先生は『スローループ』がお気に入りだと仰っていました。
うちの:私も『ぼっち・ざ・ろっく!』お気に入りです! ニコニコ静止画での短期連載の時毎回読ませていただいてました。ぼっちちゃんが愛らしくてかわいいキャラクターですよね。陰キャだけど喜ぶときは素直に喜ぶというか、調子に乗るところが。
──影響を受けた作家さんはいますか?
うちの:昔はCLAMP先生の作品にすごく影響を受けていて、絵柄をよく真似して描いていました。今でも、新章が始まった『カードキャプターさくら』は連載を追いかけています。
あと、最近ははりかも先生にお世話になっています。絵を描きながら作業通話をしたり、イラストツールの使い方を教えてもらったりしていて、大切なお友達です。
──Twitterでも、はりかも先生と遊んでいる写真をよく投稿されていますよね。担当さん経由でお知り合いになったんですか?
うちの:はい。最初に会ったのは『うらら迷路帖』のアニメのファン感謝祭でした。帰り道で、今度ご飯にでも行きましょうという話になってまあ社交辞令だろうなと思ってたんですが、本当にはりかも先生が日程を考えてくださったんですよ。以来、ちょくちょくお付き合いさせてもらっています。
はりかもせんせとシーにゃん亜種考えました pic.twitter.com/k887v0T9GO
— うちのまいこ? (@uma401) December 31, 2018
担当編集:あのときは私だけ先に別の駅で降りて、初対面のおふたりを残してしまって申し訳ないなと思っていました。仲良くなっていただけてよかったです。
うちの:優しくて、ちょっと天然なところもあって、一緒にいて楽しい方です。面白いエピソードもたくさんあるんですけど、はりかも先生に怒られそうなのでカットで(笑)。
──詳しくお聞きしたいところですが、お時間になってきたのでまとめに入らせていただきます。担当さんは、『スローループ』の魅力はどんなところにあると思いますか?
担当編集:釣りや料理シーンがリアルなのはもちろん、ヒューマンドラマとしての完成度が非常に高い作品だと感じています。ひよりと小春だけじゃなく、恋ちゃんの家庭も結構複雑なんですが、彼女たちの家族観が本人の口からちゃんと語られるので読んでいて安心できるというか。
釣りに興味のない人はいるかもしれないけれど、「家族」と無縁な人はいませんよね。だから、この作品は釣りが好きな人だけでなく、あらゆる人にアプローチできる作品だと思います。
──最後にうちの先生から、記事を読む方へのメッセージをお願いいたします。
うちの:最初にも言いましたが、『スローループ』というタイトルの通り、本格的な釣りマンガにする予定はありません。むしろ、釣りに興味がない方にも楽しめるマンガにしようと毎月心がけていますので、気軽に読んでいただけたら嬉しいです。
とはいえ、フライフィッシングを題材にしている作品は多くありませんし、釣りが好きな方も満足できるようバランスを取っていくつもりです。これからもがんばって描いていきたいと思うので、応援よろしくお願いします!
──本日はありがとうございました!
作品情報
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— comicspace / コミスペ! (@comicspacejp) 2019年3月12日
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